かおり
かおりKAORI
- 来歴
- 農水省果樹試験場が「新興」×「幸水」を交配育成し、昭和42年からナシ系適試験が行われたものの農林登録には至らなかった。しかし極大果の青梨で独特の香りを有し食味も良く、一部の農家が根気良く今日まで栽培を続け、近年、希少価値もあり人気が高まっている。
- 果実
- 果重は800g〜1kg位の極大果で1kgを超えるのも珍しくない。果皮は黄緑色で、無袋ではサビ発生が見られるが、大袋一回掛けでサビは少なくなる。果肉はやや硬くやや粗であるが果汁多く、糖度12度以上あり酸味弱く、食味良好である。
- 熟期
- 福島市で「あきづき」とほぼ同時期の9月最下旬頃からと思われる。
- 樹性
- 樹勢は中位で、腋花芽と短果枝の着生は良いが、収穫期の後期落果が見られる。