やおき
やおきYAOKI
- 来歴
- 福島県の菅野春雄氏が「蜂屋」の一樹変異として発見した無核の大玉種で、昭和63年に種苗法品種登録(平成18年登録期間満了)を獲得した。
- 果実
- 果重は300〜350g位で「蜂屋」より大果で、若木の樹勢旺盛な樹は500gを超えることがある。果形は擬宝珠形で頂部が尖る。種子は殆ど入らない無核果(1〜2粒の種子が入ることがある)である。果肉は橙色で緻密、脱渋の難易は「蜂屋」と同程度で、高級脱渋果として適しており、あんぽ柿(干柿)にも利用できる。
- 熟期
- 福島市で「蜂屋」よりやや早い、11月上旬頃から収穫される。
- 樹性
- 樹勢は強く、隔年結果少なく豊産性である。生理落果少なく無核種であり、単為結果性は強く授粉樹は不要と思われる。